まずは英文法を習得しよう - 英語の苦手な中学生・高校生へ
こんにちは、英語の塾(えいごのじゅく)です!
突然ですが、英語の習得において最も重要なものは何だと思いますか?
単語の暗記、スピーキング力、リスニングスキルでしょうか?
確かにそれらの知識も必要ですが、英文法の知識なくして英語を習得することはできません。
英文法の理解は英語学習の基盤となり、複雑な英文の読解や円滑なコミュニケーションに不可欠です。
初心者はもちろん、すべての学習者にとって、文法の知識は英語を効率的に習得するための鍵となります。
このブログでは、なぜ英文法が重要であるのか、また、どのようにして効率良く学べるのかを解説します。
目次
日本語と英語の違い - 英語はマスターするのに50年かかる?
英語の文法が重要である理由の一つは、日本語と英語との間に存在する基本的な違いにあります。
例えば、FSI(米国国務省外交安全保障研究所)によると、日本人が英語を習得するために必要な時間は約3,000時間とされています。
これは、日本語と英語が大きく異なるため、英語を学ぶ際には他言語から学ぶより多くの時間が必要とされることを示しています。
一般的な日本人の場合、中学高校等で1,000時間程度英語を学ぶので、残り2,000時間の学習時間をそれ以降に学習すると、週1回50分の英会話スクールのレッスンに通えば、大学以降約50年近く英会話スクールに通う必要があることになります!
具体的な違いについて
厳格な英語の語順⇔比較的自由な日本語の語順
皆さんが知っているように、英語の基本的な文の構造は「主語-動詞-目的語」です。
例えば、"I ate curry yesterday."(昨日カレーを食べた)という文では、"I"が主語、"ate"が動詞、"curry"が目的語で、時を表す副詞の"yesterday"は普通最後に来ます。
これに対して日本語では同じ内容を「昨日、食べたよ、カレーを」と言っても「カレーを食べたよ、昨日は」と言っても同じ意味になります。
しかし、これを直訳して英語で"(I) Yesterday ate curry."や"(I) curry ate yesterday"などと言っても全く意味が通じません。
この基本的な「主語-動詞-目的語」の順序を理解し、適用することが英語の正確な使用には必要不可欠です。
主語の明示
日本語では文脈から主語が明らかな場合、しばしば省略されます。
例えば、「昨日はカレーを食べた」という場合、話し手が自分自身を指していることが多いため、主語を明示する必要はありません。
しかし、英語では特に書き言葉において主語を省略することは一般的ではなく、"I ate curry yesterday."のように主語を含める必要があります。
疑問文の構造
英語の疑問文は、助動詞やbe動詞を文頭に置くことが一般的です。
例えば、"Do you like apples?"(あなたはリンゴが好きですか?)では、"Do"が文頭に来て、動詞"like"は主語"you"の後に位置します。
これは日本語の「あなたはリンゴが好きですか?」という形式とは異なり、英語特有の文法構造です。
一方、日本語では、文の最後に「~か?」を加えることで、Yes/No 疑問文になります。
修飾語の使用方法
英語では、修飾語が修飾する名詞の直前に置かれるのが一般的ですが、特に長い修飾句を使用する場合、その構造はより複雑になります。
例えば、「昨日山田さんが勧めていたカフェに行ったが、とても混んでいた」という文は、日本語ではこのように長い修飾句も名詞の直前に配置することで、どの名詞を修飾しているのかが明確になります。
一方、それを直訳して"Yesterday Yamada recommended cafe was very crowded."のように単に修飾語を並べても全く意味不明な文になります。
この場合は正しい英語は"The cafe that Yamada recommended yesterday was very crowded."となります。
ここで"that Yamada recommended yesterday"が関係代名詞句として機能し、名詞"cafe"を修飾しています。
効率的な英文法の学習方法 - 何をどのように学べばよいのか?
英文法を学ぶ際には、複雑な専門用語や細かいルールに囚われず、体系的かつ実用的なアプローチが推奨されます。
文法学習は、単なる覚え作業ではなく、文構造、時制、関係詞、仮定法など、特に日本語と大きく違う英語の特徴をまず学ぶ必要があります。
なぜなら、英語と日本語は根本的に異なる言語だからです。
したがって、単に単語を覚えるだけではコミュニケーションは成立しません。
英語の文構造や語順において日本語との違いをしっかりと理解すること、つまり英文法を理解することで、単語を正しい順序で組み合わせ、意味のある文章を作ることが可能になります。
多くの英語学習者がこの知識がないために、日本語の感覚で単語を並べて英文を作ろうとし、いつまでたっても適切なコミュニケーションがとれなかったり、相手の英語が理解できない結果になっています。
つまり時間をかけても初級レベルから抜け出すことができないのです。
特に中高生にとって、これらの基本を習得することは、大学受験や英検®取得などのテストで成功するだけでなく、将来的に国際的な舞台で活躍するための土台を築くことに直結します。
例えば、英文メールのやり取りや国際会議でのプレゼンテーション、学術論文の執筆など、様々なシーンで英語を活用する機会が増えています。
これらの場面で正確かつ効果的にコミュニケーションを取るためには、基盤となる文法知識が必須です。
学校の授業だけでは不安 - 独学で大丈夫?
もちろん、学校の授業や独学だけで文法を制覇することは可能です。
しかし、実際に文法事項の効果的な学習方法がそのような環境で必ずしも整っているとは限りません。
疑問や確認をすぐその場で行える環境が必要です。
例えば、教室での学習だけでなく、オンラインでの対話的なセッションやリアルタイムのフィードバックが可能な環境を活用することが効果的です。
当塾では、各生徒のニーズに応じた個別の学習プランを提供し、疑問に感じた点についてすぐに質問し、解決することができる環境を整えています。
これにより、学習者は文法ルールをただ暗記するのではなく、実際に使用する中で自然と理解を深め、スキルを身に付けることができます。
学習成果の実例
実際に当塾のオンラインプログラムを利用した生徒の一例を紹介します。
ある生徒さんは中学までは英語が得意でしたが、高校での英語の難易度の上昇についていけず、学習をほとんど放棄していました。
しかし、当塾での個別指導と体系的な文法学習、そして反復テストにより、彼の英語の偏差値は50から急激に改善し、最終的には希望の国公立大学に見事合格しました。
このような成功例は、体系的なアプローチと継続的なサポートの重要性を示しています。
未来へのパスポート
英文法をしっかりとマスターすることで、あなたの未来の可能性が大きく広がります。英語の流暢な使用は、今やグローバルな職業において必須のスキルとなっています。
文系、理系を問わず、英語を効果的に使いこなせることで、より多くの機会と可能性があなたを待っています。
当塾では、最先端の教育技術と個別化されたカリキュラムを通じて、学習者一人一人のペースに合わせて英語のスキルを高めることができます。
インタラクティブな教材とリアルタイムのフィードバックを組み合わせることで、学習はより楽しく、かつ効率的に進行します。
このアプローチにより、生徒は英語の文法だけでなく、総合的なコミュニケーション能力を飛躍的に向上させることが可能です。
投稿者プロフィール
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